開催予定 · 05日 6月 2022
2022年6月現在、研究会はおおよそ2か月に1回のペースで開催しています。 この研究会を始めた当初はブログで開催予定を掲載していましたが、今後はスケジュールに掲載することにしました。 ご参考にしていただければと思います。
開催予定 · 12日 12月 2020
第7回研究会では、石川久展・松岡克尚「専門職ネットワークの構築・活用プロセスに関する研究:介護支援専門員のフォーカスグループ・インタビュー調査を通して」(2012)を読みました。この論文は、介護支援専門員を対象としたフォーカスグループインタビュー調査により、専門職(職種間)ネットワークの構築・活用プロセスを記述しています。また、ネットワークの維持、困難性、専門職の資質や能力についても考察しています。ディスカッションでは、本論文が描き出したネットワークの構築・活用のプロセスの意義や「資源依存関係」概念との関連性のほか、地域包括支援センター等の実践現場の視点から意見交換を行いました。また、前回に引き続き、ネットワーク研究で言及されるネットワークの「量」は地域福祉実践においてどのように評価されるかについても議論しました。次回は研究報告です。松本道也氏から「官民協働の課題解決型ネットワークの構築と開発的取組の推進:生活困窮者支援をベースにした高島市の取組から」についてご報告いただきます。2021年1月16日(土)14時00分からです。
開催予定 · 17日 10月 2020
第6回研究会では、Ennis and WestのUsing social network analysis in community development practice research: A case studyを読みました。この論文は、ソーシャルネットワーク分析を用いて、人種問題に取り組んだオーストラリアのコミュニティ・ディベロップメント実践の分析を試みています。異なる文化グループの接続状況等の変化の確認作業を通じてプロジェクト評価を行い、その有効性を論じています。ディスカッションでは、ネットワーク分析のアウトプットのみでは地域福祉の主要な関心事である関係性の質的な変化がとらえられない不足感が生じること、ネットワークサイズの変化など定量的な分析のみで評価を行うとそれによって「できている」という安心を生んでしまうのではないかという危惧を覚える等の意見交換を行いました。次回は石川久展・松岡克尚(2012)「専門職ネットワークの構築・活用プロセスに関する研究」を読みます。11月14日(土)19時30分からです。
開催予定 · 26日 9月 2020
第5回研究会では、中村哲也氏より、A社協が行っている中山間地域において「住み続けること」の支援に関する実践研究について報告いただきました。生活支援体制整備事業に足場を置きつつ、孤立予防、介護予防、参加支援を実施した事例です。ネットワーク分析を活用したアセスメントの結果等についてディスカッションを行いました。個別支援の前提としてコミュニティワークの必然性を強調された点が印象的でした。 次回研究会は以下のとおり開催します。 日時 10月3日(土)10時~12時  場所 Zoomを使用 内容 Gretchen Ennis and Deborah West, 2012, Using Social Network Analysis in Community Development Practice and Research: A Case Study
開催予定 · 08日 8月 2020
第4回研究会では川島ゆり子氏の「生活困窮者支援におけるネットワーク分節化の課題」(2015)を課題文献として開催しました。 著者はこの論文で、生活困窮者支援における多機関の連携において、時間の経過と専門分野の相違により支援機関のネットワークが分断(著者の言葉では「分節化」)されていることを検証しています。ディスカッションでは、連携促進のためには、権限のほか、組織論の蓄積を活かし、組織の成立要件をふまえて考えていくことが必要ではないか、などの検討を行いました。本論文が指摘するように社会福祉は多機関、多主体の連携を基盤とした体制に移行しているため、今後は連携を促進するための理論や技術にもつとめて目を配っていく必要があると思います。 次回研究会は以下のとおり開催します。 日時 9月12日(土)10時~12時  場所 Zoomを使用 内容 中山間地域においてネットワークを活用した実践にチャレンジされている中村哲也さんをゲストに迎えて開催します。
開催予定 · 05日 7月 2020
第3回研究会では松岡克尚氏の『ソーシャルワークにおけるネットワーク概念とネットワーク・アプローチ』(2016)の総括ディスカッションを行いました。 戦後社会福祉制度における第二のパラダイム転換を「利用者と専門職・機関との線的な対応」から「面的・網目的な対応」への変化と定義し、この変化に対応するソーシャルワーク理論をネットワーク概念を用いて再検討する意欲的な著作でした。 エゴ中心ネットワークに限定して理論構築されているため、地域福祉で考える場合には集合的な行為、コミュニティ単位の問題に直接用いることができない制約がありますが、論述のなかで参照された多くの文献整理は、社会福祉におけるネットワーク研究を考えるうえで有用な知見を提供してくれます。 次回研究会は以下のとおり開催します。 日時 8月8日(土)10時~11時30分  場所 Zoomを使用 課題 川島ゆり子(2008)「生活困窮者支援におけるネットワーク分節化の課題」『社会福祉学』56(2):26-37
開催予定 · 06日 6月 2020
第2回研究会では、松岡(2016)第2章を扱いました。ディスカッションでは、地域福祉におけるネットワークの有用性検討をミクロ/マクロの問題と結び付けて考える観点、及び生活資源の調達においてネットワークが機能しているリアリティと援助行為におけるその活用等について議論しました。 第3回研究会は以下のとおり開催します。 日時 7月4日(土)10時~11時30分 場所 Zoomを使用する予定 課題 松岡克尚(2016)『ソーシャルワークにおけるネットワーク概念とネットワーク・アプローチ』第7章~第9章、223-318.
開催予定 · 09日 5月 2020
第2回研究会を以下のとおり開催します。 日時 6月6日(土)10時~11時30分 場所 Zoomを使用する予定 課題 松岡克尚(2016)『ソーシャルワークにおけるネットワーク概念とネットワーク・アプローチ』第2章「個別ネットワーク(1)サービス利用者のネットワーク」、57-98. 参加方法等はabout usをご覧ください。
開催予定 · 26日 4月 2020
第1回研究会を以下のとおり開催します。 日時 5月9日(土)10時~11時30分 場所 Zoomを使用する予定 課題 松岡克尚(2016)『ソーシャルワークにおけるネットワーク概念とネットワーク・アプローチ』第1章「ソーシャルワークにおけるネットワーク概念の現状と課題」、25-55. 参加方法等はabout usをご覧ください。
開催予定 · 29日 3月 2020
4月16日(火)に第1回研究会を行う予定でしたが、新型コロナウイルスの感染拡大にともなう社会状況を考慮して延期することにしました。 第1回は5月12日(火)予定とします。